アフリカ系アメリカ人をもつ女優、メーガン・マークル。言わずと知れた、イギリス王室のヘンリー王子と結婚した女性ですね。メーガン妃の離婚歴や、人種などを批判的に取り上げる報道もありましたが、彼女はイギリス王室にある意味で、新しい風を吹き込んだ女性でもありました。
「自由奔放な女性」として報道されることが多い彼女は一体どのような人生を歩んできたのでしょうか。この記事ではイギリスの王子ヘンリーと結ばれた、メーガン妃の生い立ちをみていきたいと思います。
- アメリカと、アフリカ系アメリカ人の父母の元に生まれたメーガン妃
- 両親は6歳の時に離婚しており、彼女自身は独立心の強い少女だった
- 女優を経て離婚も経験するも、ヘンリー王子と意気投合し結婚に至った
メーガン妃の生い立ち
メーガン妃こと、本名レイチェル・メーガン・マークルは、メーガン妃は1981年8月4日、カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。母は臨床セラピストでありヨガインストラクターであるドリア、父はテレビ照明およびテレビ写真のディレクターを務めていたトーマスです。(度々父はメディアに登場しスキャンダルを起こしていることで知られていますね)
母ドリアは、アフリカ系アメリカ人でありました。そのため、度々メーガン妃は「人種問題」について触れる (触れせられる) ことにります。しかし、その野心が逆に彼女のキャリアを推し進めることになったとも言われています。
人種や性別といった差別に対する批判を打ち破りたい
両親の離婚
彼女の両親は彼女が2歳の時に別れ、6歳のときに離婚することになりました。
幼少時代は父母両方とも親密だったようですが、次第に父トーマスや義理の兄弟とは疎遠になっていきます。母ドリアとはいまでも親しい間柄であり、尊敬の意を示しています。彼女はイリノイ州のノースウェスタン大学に入学するまで、市内の学校に通っていました。
メーガン妃はハリウッドで育ちました。彼女は私立学校で教育を受け、2歳の時にハリウッド・リトル・レッド・スクールハウスで学び始めます。11歳の時、あるテレビコマーシャルが「男女差別」だとして企業に働きかけ、見事に成功させた彼女はニュースに取り上げられたこともあったそうです。
学を積んで
メーガン妃はその後、ロサンゼルスにあるカトリック系の女子校へと進み、「プロテスタント」として育ちます。その後、ノースウェスタン大学に通い、カッパカッパガンマソロリティに参加し、コミュニティサービスやチャリティープロジェクトに参加しています。
2003年にノースウェスタン大学のコミュニケーション学部を卒業し、学士号を取得、演劇と国際学を専攻しました。アルゼンチンのブエノスアイレス駐在米大使館でインターンシップをした後、スペインのマドリードに1学期留学しています。
スポンサーリンク
年俸45万ドルを稼いで
2003年には卒業して、翌年には総合病院でのゲスト出演で最初のテレビ出演を果たしています。その後コメディ番組 (※)など数々のシリーズに出演しました。※The War at Home
メーガン妃は積極的に番組の道徳的良心をみせるよう工夫し、視聴者に独特の描写を与えました。海外ドラマ『スーツ』の仕事をしていた間、メーガン妃はトロントのシートンビレッジ近辺に家をかりて、暮らしていました。フォーチュン誌の推定では、メーガンの報酬は1話あたり5万ドル (約530万円)、年俸は約45万ドル (4,770万円) だったといわれています。
元々「お金目的」云々の報道がなされたこともありましたが (本人以外本当の思惑はわからないわけですが)、実際は、自身で充分に稼げる能力をもった自立した女性だったです。
恋愛遍歴
メーガン妃に離婚歴があるのは、皆さんご存知でしょう。2004年から映画プロデューサーの男性と交際し2011年に結婚しましたが、2年後に離婚しています。ひと昔前まで離婚などありえなかったイギリス王室は、時代の流れにあわせて寛容になっていました。
ヘンリー王子との出会いは、2016年7月初めのブラインドデートでした。 「実は共通の友人から紹介されたんです」 と、ヘンリー王子は婚約発表後、BBCとの初のインタビューで明かしています。
メーガン妃は、世界的に有名なヘンリー王子が誰なのか、あまり先入観を持っていなかったといいます。「私はアメリカ出身なので、王室に対する同じ理解で育ったわけではありません 」と彼女はBBCのインタビューで明かしています。
「私は彼のことをあまり知らなかったので、彼女が私たちを会わせたいと言ったときに (共通の友人である) に聞いた唯一のことは、「彼はいい人?」ということでした。彼が誰であろうと、親切でなければ、それは意味をなさないように思えたのです」と 。意気投合したふたりはデートを重ねるようになり、2017年11月27日婚約したことを発表しました。
スポンサーリンク
まとめ
王室離脱や「人種差別」を暴露するなど度々スキャンダルを巻き起こしてきたメーガン妃。自由奔放さがたびたび取り上げられるメーガン妃は、宮廷に縛られなかったエリザベス女王の妹マーガレット王女を彷彿とさせます。
結婚離婚を繰り返し世間を賑わせましたが、イギリス王室に馴染めなかったダイアナ妃が唯一心の拠り所としたのがその宮廷のしきたりに縛られない『マーガレット王女』でした。
しきたりにとらわれずとも幸せな家庭生活を築きたいと願うメーガン妃。世間の風当たりは強いですが、自由奔放な妃はいつかまたイギリス王室に嫁いだ誰かを救うことになるかもしれません。
イギリス王室関連の記事