長い月日を経て皇太子妃の地位に落ち着いたカミラ夫人。彼女が長男ウィリアム王子の嫁となったキャサリン妃を芳しく思っていない、という報道が一部のメディアから流れました。メディアはいつしもスキャンダルを好むものですが、実際のところはどうだったのでしょうか。この記事では嫁姑の関係となったキャサリン妃とカミラ夫人の不仲説について深掘りしていきます。
- はじめは一般家庭で育ったキャサリン妃が王室にはいることを危惧していた
- 長い時間を過ごすうちに妃との関係もかわっていった
- 経験をもとにしたアドバイスをくれる存在、カミラ夫人は頼れる継母になっていた
キャサリン妃とカミラ夫人の出会い
キャサリン妃がウィリアム王子と出会ったのは2001年、ふたりがまだセント・アンドルーズに在学中の時でした。交際のきっかけは、大学内で行われたファッションショーにモデルとして出演したキャサリンに、ウィリアム王子が一目惚れしたことだったといいます。
二人はまず友人として付き合い始め、2004年には正式に交際を始めました。数年後、キャサリン妃はウィリアム王子の彼女として、カミラ夫人の子供の結婚式といった大切なイベントに参加するようになっていきました。
結婚には反対だった?
カミラ夫人は、当初ウィリアム王子がキャサリン妃と結婚するのを望んでいなかったといわれています。カミラ夫人は当初キャサリン妃のことを「綺麗だが、冴えない」といい、彼女は地位が低すぎて王室の一員になれないと考えていたといわれています。
カミラ夫人はチャールズ皇太子と結婚する前から王室と血の繋がりもある上流階級の人間でしたが、キャサリン妃の両親はパーティー用品の通販会社を経営している一般人だったからです。
変わりゆく関係
しかし、キャサリン妃とウィリアム王子の仲が深まるにつれ、カミラ夫人の中にあったネガティブな感情は段々と消えていったようです。
実際に彼女はふたりの結婚が決まった時に、王室の義務が課せられている中、どのようにして夫を支えていくかについてアドバイスもしていたといいます。キャサリン妃の結婚式の数週間前、ロンドンのバークレー・ホテルで昼食を楽しむ姿も目撃されています。
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義理の娘へのアドバイス
カミラ夫人は、キャサリン妃の結婚式の計画についても積極的に携わっていました。
2011年のキャサリン妃とウィリアム王子のロイヤルウェディングは、ウェストミンスター寺院で盛大に行われました。そのような式典には複数の計画立案者のチームが必要になりますが、カミラ夫人は知恵や経験に基づき、適切なアドバイスを行っていたといいます。
節々に見える気遣い
結婚式にあたり、ハリー王子はキャサリン妃へサファイアとダイヤモンドのイヤリングを贈りました。元々はダイアナ妃から王子へと受け継がれたものです。
そのとき、カミラ夫人もキャサリン妃に贈り物をしていました。二つの刻まれた『C』の丸い飾りのついた金のブレスレット、つまり小冠のついたコロネットです。一つはカミラ、もう一つはキャサリンのフルネーム、これは仲が良いからこそできるプレゼントだったのでしょう。
似て非なるふたり
結婚後、キャサリン妃は英国王室の一員として、公務に出ることが増えていきました。公式行事への出席が増え、カミラ夫人ともより多くの時間を一緒に過ごすようになりました。結婚前より、お互いのことを知る機会も増えたといいます。
違って見えるふたりですが、以前の生活を捨て、王族としての生活に適応し王室のエチケットと儀礼に従わなければならない、という大変さを共有している点でわかりあえる部分があったのかもしれません。
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まとめ
カミラ夫人とキャサリン妃が隣り合う写真は多くありますが、ふたりとも穏やかな表情をしています。
- はじめは一般家庭で育ったキャサリン妃に危惧をしたものの、
- 長年顔を合わせて話しをしていくうちにネガティブな印象を払拭され、
- 最終的には、義理の“親子“としての関係が出来上がっていった
ということがいえるでしょう。
カミラ夫人は若い頃から、大人らしい配慮を備えた女性でした。頑なだったチャールズ皇太子が彼女に対しては心を開いていたのも、カミラ夫人の聞き上手なところが大きかったと言われています。また最初の夫との間に子供もふたりいるわけですから、「母」としての面も持っており、嫁いできた王室の中で良き相談相手となっているのかもしれません。もちろん人間ですから、諍いはあってしかりでしょう。しかし時間をかけて作られた関係は崩れにくいといのもまたひとつ事実なのでありました。
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