11月中旬にネットフリックスでリリースされたザ・クラウンのシーズン4 。世界中の人々がこれまで以上に『ザ・クラウン』の新シリーズを心待ちにしていたのは、今回の登場人物にあのダイアナ妃や元イギリス首相のマーガレット・サッチャーが含まれているからでしょう。
この2人がどう描かれるのか、多くの人が待ちかねていたのが今回リリースされたシーズン4です。新シリーズを楽しむために知りたいポイントをぎゅっとまとめて、シーズン3の要約をお送りします。
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年代でみる、ザ・クラウンの各シリーズ
『ザ・クラウン』は今まで3シーズン分まで放送されてきました。
- シーズン1は、1947年から1955年の間に起きたこと
- シーズン2は、1956年から1964年の間、
- シーズン3は、1977年まで、
シーズン3の終わりは、エリザベス女王の妹マーガレット王女が最初の夫アンソニーと離婚を決めたところで終わっています。
シーズン3でキーとなったエピソード
マーガレット王女の離婚
ザ・クラウンの第3シーズンの最終回では、マーガレット王女とアンソニー (ジョーンズ伯爵)との立ち行かない結婚生活が描かれました。夫の浮気に心身ともに疲弊していたマーガレット王女は、環境デザイナーのロディ・ルウェリンと出会い恋におちます。愛想のない夫からの扱いに心底辟易していたマーガレットにとって、ロディとの時間は唯一心が解き放たれるものでした。
しかし順調にはいきません。2人で訪れたカリブ海で写真を撮られ、スキャンダルとして新聞にすっぱ抜かれてしまいました。エリザベス女王はバッキンガム宮殿に妹マーガレットを呼び出します。相当に追い詰められたマーガレットでしたが、女王であり姉でもあるエリザベスと話し合い夫アンソニーと離婚することを決めたのでした。
チャールズ皇太子とカミラ夫人
シーズン3には、チャールズ皇太子のカミラ夫人への思いが描かれていました。両親の反対にあい、アンドリュー・パーカー・ボウルズと結ばれたカミラ夫人でしたが、それでもチャールズ皇太子は諦めることなく彼女を追いかけました。関係に終止符を打つよう女王はシャンドとパーカー・ボウルズの両親に、子供たちが結婚するよう説得する始末。”王室が認める人”でなければ、自由に結婚できないことを静かに悟っていったのでした。
ハワード・ウィルソンの辞任
「ザ・クラウン」 の新しいシーズンごとに新しい首相が登場しますが、シーズン3も同じでした。ダウニング街で1964年から1970年まで過ごしたハワード・ウィルソンが描かれています。ちなみに1970年から4年間首相をつとめたエドワード・ヒースも登場しています。
シーズン3の最終回では50歳の誕生日の数日後に辞任し、早期発症のアルツハイマー病と診断されたと女王に告げ、マーガレット・サッチャー(ジリアン・アンダーソン)への道を開く場面が示唆されていました。
シーズン4で描かれるのは?
アン王女とマーク・フィリップスの結婚は、今シーズンで取り上げられるストーリーです。その後、カミラ・シャンドと結婚したアンドリュー・パーカー・ボウルズとの関係を経て、アンは1973年に乗馬仲間と結婚しました。
シーズン1はエリザベス女王の即位時の物語でしたが、段々と現代に進むにつれ馴染みの多い話しが増えてきた『ザ・クラウン』。シーズン4にはついに、ダイアナ妃とチャールズ皇太子のストーリーが描かれます。
エリザベス・デビッキ演じる美しいダイアナ妃は見所満載。シーズン4からでも楽しめる『ザ・クラウン』、イギリス王室の歴史をドラマから覗いてみてはいかがでしょうか。
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参考文献
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